シンガーソングライターのKANさんが死去していたと2023年11月17日に報じられました。
KANさんといえば山田邦子さんがMCをつとめる「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」（フジテレビ）のエンディングテーマ曲として採用された「愛は勝つ」の大ヒットで有名ですね。
このKANさんの曲とともに青春をすごした人も多いと思います。
KANさんはメッケル憩室がんを患っていることを公表していましたが、今回はKANさんの死因は何だったのか、合併症は発症していたのかなどについてみていきたいと思います。
KANが死去
2023年11月17日にKANさんが死去していたことが所属事務所である株式会社アップフロントクリエイトから発表されました。
弊社所属アーティスト ＫＡＮ(本名 木村 和)儀、かねてより病気療養中のところ、
www.kimuraKAN.com
令和５年１１月１２日午後６時２９分に永眠いたしました。
享年６１歳。
ここに生前のご厚誼を深謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。
KANこと木村和さんは福岡県出身で1962年9月24日生まれの61歳です。
本当に若すぎる死去が残念でなりません。
KANさんは2023年11月12日に死去、葬儀については親族とごく近しい人たちですでに葬儀が執り行われています。
明後日のボンソワは！？
— KAN_official (@_kimuraKAN) July 13, 2023
はい、４週間ぶりに、私ＫＡＮが
東京のスタジオからお送りします。
７月１５日（土）深夜２４時からの
ＳＴＶラジオ【ＫＡＮのロックボンソワ】を
どうぞお楽しみに♪#kimurakan #ロックボンソワhttps://t.co/PGjXesANqd pic.twitter.com/AmQEUZvvBe
KANさんは「メッケル憩室がん」であることを公表し6週間の入院を経て退院したことも報告していました。
退院後は入退院を繰り返しながらもラジオなど活動されていました。
KANの死因はメッケル憩室がん？
現在のところKANさんの死因については明らかにされていません。
ですがKANさんは2023年3月には日本国内での報告例は数十例程度しかない「メッケル憩室がん」と診断されたことを公表し闘病生活をおくっていました。
思うところあって、
— KAN_official (@_kimuraKAN) October 3, 2023
無理を承知で、行ってきます。
だいじょぶか、おれ！？#kimurakan pic.twitter.com/Uyz9il70KW
治療をしながら10月には留学したことのあるフランスにも訪れるなどKANさんの復帰への思いは強かったそうです。
メッケル憩室がんとは
KANさんの死因が現在のところ明らかにされていないので「メッケル憩室がん」との関係は不明ですが、どのような病気と闘っていたのでしょうか。
メッケル憩室とは、
憩室と呼ばれる内臓の外側に飛び出た袋状の突起物が、小腸の壁の一部にできたもの。出産の際に胎児と母体を結んでいる卵黄管が出産後に残り、吸収されずに残ってできる。メッケル憩室のある人は人口の１～２％程度。男性に多く、ほとんどの人は無症状という。
スポーツ報知
メッケル憩室が発生する1～2％のうち、さらに1%前後の割合でがんができるかなり希な病気です。
症状としては高熱、腹痛、血便、貧血があります。
特に腸閉塞、メッケル憩室炎、穿孔といった形で発症した場合は嘔吐や腹痛・発熱がなどが症状としてあらわれるとのこと。
メッケル憩室がんは、発見が比較的難しい小腸がんのひとつとして、診断が難しい病気です。メッケル憩室がんの症状は通常無症状で、症状が進むと腹痛・腸閉塞・吐血などが現れることもあります。
Medical DOC
メッケル憩室がんは通常無症状で症状が進むと腹痛などが現れ、そこから検査するということが多いため発見が難しい病気です。
KANさんは2022年秋ころに腹痛がひどくなり痛みが続いたため大病院で腹腔鏡手術を受けたとのこと。
その手術で腫瘍を切ってKANさんが「メッケル憩室がん」であるということが判明しました。
メッケル憩室がんの生存率
メッケル憩室がんの生存率は、
一般的に早期発見の場合5年生存率は約70％。だが、無症状であることが多いために発見が遅れやすい面はある。
ENCOUNT
と言われています。
早期での生存率は高くなるようですが、無症状なだけに早期発見が難しい病気でもあるようです。
KANさんが「メッケル憩室がん」であることを公表したとき、一部での報道では、
手術でがん部分を切除し、腹膜に転移していなければ命に別条はない。早期発見段階であれば、十分にアーティストとして復帰することはできる
スポーツ報知
との見解もありました。
入退院を繰り返しながらもKANさんは、この「メッケル憩室がん」と闘いながら復帰への思いを強くもっていました。
合併症は発症していたのか
KANさんの死因は現在、明らかにされておらず合併症を発症していたのかどうかも今のところ明らかにされていません。
ですが、この「メッケル憩室がん」は合併症を引き起こすリスクもあるようです。
メッケル憩室を持つ人が何らかの合併症を発症する生涯リスクは約4～6％。15～30％の人で胃腸出血、腹膜炎、腸閉塞が発生する可能性がある。全ての合併症の6・4％のみが外科的治療を必要とし、未治療のメッケル憩室の死亡率は2・5～15％とされている。
Sponichi Annex
KANさんは、このような「メッケル憩室がん」という病と闘いながらも11月7日にはSNSを更新するなどファンにメッセージを送り続けていました。
世間の声など
KANさんの訃報をうけネット上では、
KANさん死去🥲
— kenちゃんでぃすw (@kenstation57) November 17, 2023
今でもやまだかつてないTVで
初めて出てきた瞬間を覚えてる‼️
愛は勝つは有名だけど
他にも本当に素敵な歌があって
個人的に、
「ときどき雲と話をしよう」
「世界でいちばん好きな人」
が好きだなぁ
安らかに
天国でまた素敵なピアノを響かせて欲しい。
シンガーソングライターのKANさん死去。愛は勝つは、名曲だけに、なんか、大きいものを背負ってしまったのかな。
— スムース (@bogane102) November 17, 2023
ご冥福をお祈りします。
「KANさん」と「死去」という言葉が繋がらなすぎて頭に入ってこない
— にごぞう (@nigomatsu) November 17, 2023
など追悼やKANさん死去を受け止めきれないファンの声が多数よせられています。
またKANさんの「愛は勝つ」が大ヒットするキッカケとなった「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」（フジテレビ）のMCをつとめた山田邦子さんは公式ブログで、
ええっ！！
嘘でしょ？
KANちゃんが？
ごめんなさい、何も知らなかった。
ショック！！
山田邦子 オフィシャルブログ
と投稿するなど、芸能界からも悲しみの声がよせられています。
本当に残念でなりません。
まとめ
今回はKANさんの死因は何だったのか、合併症は発症していたのかなどについてみてきました。
死因については明らかになっていませんでしたが、メッケル憩室がんと闘いながらの61歳という早すぎるKANさんの死去は本当に残念です。
KANさんの歌声やメロディーが頭の中で聞こえてくるような気がします。
KANこと木村和さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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